首都水没 (文春新書) pdfダウンロード

首都水没 (文春新書)

によって 土屋 信行


3.6 5つ星のうち(18人の読者)

首都水没 (文春新書) pdfダウンロード - 内容紹介 昨年、ゲリラ豪雨が多発し、和歌山や奈良の山間部に大きな打撃を与えました。都市部もいつ、壊滅的な打撃を受けてもおかしくはありません。事実、東京では昨年、神田川が警戒水域を超えたため警報が鳴り、二子玉川駅そばの高級マンションが、床上浸水しています。なぜ、ここまで事態が深刻化してしまったのでしょうか。 温暖化による気候変化が大きな要因であるのは言うまでもありません。しかし、東京都建設局課長、江戸川区土木部長などを歴任した著者の土屋信行氏は、「それ以上に、行政の対策が後回しにされていることが問題だ」と説きます。 たとえば、江戸川放水路や荒川放水路はそもそも、利根川水系が氾濫し、東京の中心部が浸水することを防ぐために作られました。言い換えれば、江戸川以東、荒川以東に水が逃げるようにできています。当時はそれでよかったでしょうが、都市開発が進んだこの地区をいま豪雨が襲えば、多くの世帯が甚大な被害を受けかねません。にもかかわらず、放水路の東側は100年近く、放置されたままなのです。 土屋氏が危険だと指摘する都内の場所は幾つもありますが、その1つが東京駅です。周辺が低地であるため、実は水没と隣り合わせの状況にあるのです。また地下鉄も早急に対策が求めらます。いまの構造のままだと、地下鉄に流れ込んだ水が、日比谷駅や銀座駅あたりで吹き出すことが懸念されています。すでに、台北の地下鉄で同様の事態が起きており、復旧には3ヵ月を要しました。 洪水対策の第一人者が、都内の危険地区を示すとともに、あるべき強靭化の方策を提案します。 内容(「BOOK」データベースより) ゼロメートル地帯が4割を占め、多数の地下鉄が走る東京は、きわめて水害に弱い構造である。仮に利根川で氾濫が起きれば、浸水区域内人口約230万人、死者数約6300人という膨大な数になると予想されるのだ。首都水没、驚愕のシミュレーション! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 土屋/信行 1975年東京都入都、道路、橋梁、下水道、まちづくり、河川事業に従事。この間、環状7号、8号線の設計・建設、下水処理場・ポンプ場設計・建設、多摩ニュータウン、つくばエクスプレス六町駅土地区画整理事業、秋葉原及び汐留再開発事業のまちづくりに携わる。ゼロメートル地帯の洪水の安全を図るため、2008年に、海抜ゼロメートル世界都市サミットを開催し、幅広く災害対策に取り組んでいる。東日本大震災の復興では、まちづくりの学識経験者委員として、宮城県女川町の復興に取り組んでいる。公益財団法人えどがわ環境財団理事長、公益財団法人リバーフロント研究所理事、一般社団法人全日本土地区画整理士会理事、土木学会東日本大震災特別委員会タスクフォース委員、ものつくり大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

首都水没 (文春新書)の詳細

本のタイトル : 首都水没 (文春新書)
作者 : 土屋 信行
ISBN-10 : 4166609807
発売日 : 2014/8/20
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 19.36 (現在のサーバー速度は22.24 Mbpsです
以下は、首都水没 (文春新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
★★★★★ - 評価者: しゅぷらいがー、2019/10/15「まずまずに収まった」発言に怒る前に、本書を読むべし与党の政治家が令和元年の大水害について「まずまずに収まった」と発言して顰蹙を買いました。けれども、この本を読めば、この発言の真意が分かると思いますちなみに、著者は東京都の元土木課長ですが、国レベルの中央防災会議でも「利根川、荒川、江戸川の同時決壊で死者6千人」というショッキングな報告書を出していますこれと合わせて読んでいただけると、本書で言っていることの真実味が増すのではないでしょうか?(URLは規約上、載せられません)当然ながら、本書は、この報告書を踏まえています。N氏の発言の全文は「予測され、いろいろ言われていたことからするとまずまずには収まったと感じている。それでも相当な被害が広範に及んでおり対策を早急に打っていかなければならない」となっていました。我々庶民も生き延びなくっちゃならなくって本書を踏まえて、この発言の真意を読み取りたいです

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