無料ダウンロードモンタイユー: ピレネーの村 1294~1324 (上) (刀水歴史全書) pdf

モンタイユー: ピレネーの村 1294~1324 (上) (刀水歴史全書)

によって エマニュエル ル・ロワ・ラデュリ


3.5 5つ星のうち(1人の読者)

無料ダウンロードモンタイユー: ピレネーの村 1294~1324 (上) (刀水歴史全書) pdf - 内容紹介 異端審問文書から中世南仏の農村生活を人類学的手法で描き,1975年の発刊以来,社会史ブームをまきおこしたアナール派第3世代の代表作(発刊当時、フランスの新人文学賞=ゴンクール賞を受賞)。ピレネー山中寒村の50戸200人の村人の生活と心性,異端カタリ派の村への浸透が精細に描写される。西洋中世を肌で感じることの出来るこの傑作は小説よりおもしろい(1990~91年刊) 内容(「BOOK」データベースより) 14世紀のピレネー山中、小村のモンタイユーに吹き荒れた異端審間の嵐。法王庁に秘蔵された記録から掘りおこされた村人の生活、心のひだ。信仰と破戒、仕事と家族、衣食住から愛のいとなみまで…。アナール派の最高傑作、ゴンクール賞に輝くフランス社会史

モンタイユー: ピレネーの村 1294~1324 (上) (刀水歴史全書)の詳細

本のタイトル : モンタイユー: ピレネーの村 1294~1324 (上) (刀水歴史全書)
作者 : エマニュエル ル・ロワ・ラデュリ
ISBN-10 : 4887080867
発売日 : 1990/6/20
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 21.34 (現在のサーバー速度は29.62 Mbpsです
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14世紀初頭のビレネー山麓に位置する小村モンタイユー。ここで行われた異端審問官ジャック・フルニエによる異端審問記録は、克明に中世後期の農村の暮らしを描写していました。フランス・アナール学派を代表する歴史家ル・ロワ・ラデュリは、この史料を用いてこの時代の研究としてはあり得ない精緻さでもって分析を加えていきます。人口250人ほどの小村であるモンタイユーでは、「家」こそが価値体系の最上位を占めていたこと。そして年長者から年少者へという一方通行の文化伝達経路を伝って異端であるカタリ派が入り込んでいること。そして彼らの結婚観、人生観、死を迎える瞬間など様々な人生の局面が描き出されていきます。ここに登場する人々(むろん実在の村人です)もすばらしい個性を放ちます。司祭でありながら異端に染まり、権力の中枢を掌握して村娘と情事を重ねるピエール・クレルグ。彼と長い愛人関係にあり、奔放で波乱の人生を送った元城代夫人ベアトリス・ド・プラニッソル。何より一介の羊飼いであるものの、哲学者と言っても過言でないほど研ぎすまされた人生観、倫理観の持ち主であり、幾度もの裏切りにあいながらその愛すべき生き方を変えようとしなかったピエール・モリ。権力者たちの陰謀ばかりを追っていると批判されがちな歴史学ですが、本書に描かれているのは一つの村で繰り広げられた生々しい人間ドラマです。500年前の人々の喜怒哀楽まで見えてくるような気がします。訳も秀逸です。歴史を勉強してみようかな、という方は必読の書です。

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